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フィル - 過去設定

魔女の遺伝子と魔力を引き継いだ子供。

バーランド研究所で生まれ、研究対象として管理されながら研究員に育てられる。

本や図鑑を読むのが好きで、鉱物に興味を持つようになる。

同じ施設にいたトモリ、ロロと出会い仲良くなる。


10歳の頃、初めて研究所の外を自由に歩くことが許される。

石を求めて洞窟などを探し歩いていたが、ある日怪物の森に迷い込んでしまう。

そこでモンスターに襲われ、顔と角に怪我を負う。咄嗟の攻撃魔法で撃退したが本人はあまり覚えていない。

モンスターに襲われたことはトラウマになっており、今も巨大な生物が怖い。

動けなくなっていたところを治癒能力を持つモルメリーンという少年に助けられ、怪我を治してもらう。

外に出るのが怖くなり、しばらくは研究所の施設内で過ごす。


12歳の頃、研究所を出る。トモリ、ロロと別れ、一人で暮らすようになる。

外の世界でモルメリーンと再会する。

モルメリーンの紹介でミレネアという少女と出会い、3人は外でよく遊ぶようになる。

ミレネアという少女は病弱で、夜しか外に出ることができないという。


17歳の頃

怪物の森の更に奥になんでも願いを叶えてくれる魔女が住んでいるという噂があり、ミレネアの病気を治せるかもしれないという話になる。

モルメリーンは一人で行こうとするがミレネアも着いていくことになる。フィルは危ないからやめた方がいいと言ったが2人を止めることができなかった。


2人は怪物の森に行ったきり帰ってこず、フィルは行くのを止められなかったこと、着いて行かなかったことを今でも後悔し続けている。


◾補足

母はイザベラという魔女。父はいないがグラスという研究者の遺伝子が入っている。

元は明るいエメラルド色の髪だったが、治癒してもらった時の影響で今の髪色になった。

怪我の名残りとして角にヒビが残っており、今は包帯で隠している。

レーニアの封印された記憶を取り戻す鍵を握っているが、本人は気付いていない。

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